第5章 真庭地域の木材生産状況
真庭地域には、原木市場や多くの製材工場、そして製品市場が立地しており効率的な木材生産・加工・流通体制が整備されています。 原木市場には県内はもとより、県外からも幅広く入荷しており、約227千㎡の木材が原料として製材工場で加工されています。製材工場のほとんどが国産材の専門工場で、構造材から造作材など多種多様な建築材を生産しています。 また、製材品出荷量137千㎡のうち、およそ34%に当たる46千㎡が乾燥材で、地域の品質管理基準を定めた「美作材KD」の生産も行っています。 その他、集生材の加工工場や木造防腐処理工場もあり、住宅の幅広い部材ニーズに対応できます。

素材生産
プロセッサなど高性能林業機械により、効率的な素材生産が行われている。

原木市場
真庭には、岡山県森林組合連合会勝山木材共販所、真庭木材市場(株)(月田・久世)の3市場がある。
   

美作材
真庭の製材品に占める乾燥材の割合は34%で全国平均を上回っている。


製材工場
国産材専門の製材工場32工場、国産材・外材併用の製材工場が1社ある。
   

勝山木材市場(株)
一部の製品は勝山木材市場を通して出荷されている。県内向けが約6割、県外向けが約4割となっている。

大断面集成材工場
国内トップクラスの集成材メーカ-もあり、近年ではスギやカラマツなどの国産材利用の受注も増えている。
   

真庭プレカット
真庭にはプレカット加工工場があり、年間300棟の受注がある。