第1章 「希望」はやっぱり木造住宅
最近では、住宅の建築工法の多様化で、住宅の木造率が減少しています。しかしながら、森林と生活に関する世論調査では「やっぱり住むなら木造住宅がいい」と思う人は83%にもなり”木造住宅への憧れ”は非常に高いことが伺えます。 特に、近年は健康志向が高まるとともに、個性を大切にした住宅が増えており、ユーザーの希望をいかに実現するかがこれからの住宅業界のキーワードになっています。  



地元の木を使うことは「良い家」と「良い環境」を手に入れること

日本独特の気候風土の中で育った木材は日本の住まいには最適の素材です。長持ちする家に暮らしたいといいう願いは、地元で育った木が叶えてくれます。 清流旭川の上流に位置する真庭地域は、スギやヒノキの生育に適しており、古くから林業が盛んに行われておりました。 真庭の山々から伐り出された木材は、手入れの行き届いた良質の木材で、色艶が美しく「美作材」としてその名を全国に馳せています。
 



木材の産地「真庭」

真庭地域には原木市場が3カ所、製品市場が1カ所、製材工場が33カ所あり西日本有数の木材加工・流通拠点として知られています。真庭地域の製材工場のほとんどが国産材専門工場で、スギやヒノキの柱・桁・梁といった構造材から内装材まで、幅広い種類の製材品を生産しています。 製材品は、県内はもとより、近畿・東海・関東にも出荷されています。